the 留学塾
なぜthe 留学塾?
なぜGlobal Session?
なぜ勤勉な日本人が英語が話せるようにならないのかについて、いろいろな国の第二外国語の勉強方法と比べながら考えてみましょう。
世界の第二外国語の教え方の例
例1:日本 訳読法
日本では戦後から長い間英語は中学からと決まっていて、主に読む、訳すを中心としていたため、文法に重点が置かれていました。そのため高校受験や大学受験もそれに合わせた試験の作り方になっています。最近になってようやく小学校への英語クラスの導入が始まり、教科書も読むことが中心だったものから会話のページが多いものになりましたが、実際のレッスンの形態は依然として訳読法から抜け出せていません。
例2:カナダ エマージョン・システム
ご存じのようにカナダは英語とフランス語の二つの公用語を持つ国です。当スクールのカナダ人の講師に学校ではどのようにフランス語を教えるのかを聞きました。彼の話によると小学生の時代からエマージョン・システムという方法で学んでいたということでした。エマージョンとは「漬け込む」という意味で、まず最初にフランス語のシャワーを浴びせかけ、フランス語を体感できるような環境を作ります。文法やルールから教え始めるのではなく、先に環境作りをし、自然な時間の流れの中で母国語を習得するのと同じように第二外国語を学ばせて行くやり方です。
例3:ルーマニア 訳読法からエマージョン・システムへ
私が日本語を教えているルーマニア人からも興味深い話をききました。ルーマニアはおよそ30年前までは社会主義共和国でチャウセスクという独裁政治家の統治下にありました。彼の小学校低学年時代の英語のクラスは日本の中学校とおなじように文法や単語、読み書きが中心だったそうです。ところがクーデターが起こり、それを境に国は民主化され、小学校の英語教育もここからがらりと変わったそうです。授業が突然エマージョンスタイルでに切り替わったので、今でもはっきり覚えているそうです。
このような例からもわかるように、日本の英語教育はルーマニアのように「訳読法」から脱することなく、 戦後75年以上たっても同じ教育法を続けているのです。その理由の一つとして英語が大学受験のための教科の一つにとどまり、コミュニケーションを重視する教育に変換できずにいることがあげられます。
今日本の英語教育は、以下の二つのかけ離れた方法で行われており、学習者はそのはざまで苦しんでいます。
●学校教育の訳読法、「読んで、訳す」力をつける教育法
●英会話スクールで行われている「何でもいいから話させる」ことに重点をおく教育法
the 留学塾ではこの訳読法と「なんでもいいから話させる」教育法の間のギャップを埋め、「読めて、書ける」だけでなく、「聞けて、話せる」英語を身ににつけるにはどのようにしたらいいかを研究してきました。
その結果生まれたのがグローバルセッションです。ではその特徴は?
特徴:1 知識よりメンタリティ教育を優先する
エマージョンスタイルでは生徒に英語のシャワーを浴びせる、つまり「漬け込む」ことで、とりあえず「聞ける」ようになるまで徹底的にトレーニングをすることから始まります。先に「話せる」を求めないのです。
この漬け込み方式で学習することで「臨機応変な対応力」「推測して理解する力」「とっさに反応する メンタリティ」を自分のものにすることができます。
何かを言われてもとりあえず「聞ける」という自信がついたら、もう心の準備が整ったといえます。その メンタリティがあれば「話す」ことは怖くありません。「言わされる」ではなく「伝える」覚悟ができているからです!!
特徴:2 聞けるようになったら話したくなるメンタリティを誘導
メンタル誘導 Step Ⅰ
「何言ってるかわからな~い」
グローバルセッションに漬け込まれた時、最初の2~3か月はほとんど何が話されているかわかないので不安になったり、恥ずかしいと思ったりします。当てられたらどうしよう、などという心配も伴って、メンタルはボロボロ。楽しむことなんて無理
「なんとなくこんなこと言ってる?」
3カ月ぐらいたつと自分の知識と照らし合わせながら推測する力がついてきて、なんとなくわかるようになります。ただあくまでも推測なため見当違いの間違いをすることもあるので、まだ口をはさむ気持ちにはなれません。赤っ恥をかくことになりかねませんから。ただ聞くことに夢中で、不安や焦りはそっちのけ。
「60%ぐらい聞けるかな?」
半年ぐらいたつと半分以上の内容が聞けるようになってきます。推測では なく自分の知識レベルと照らし合わせて60~70%の内容の把握ができるようになり、面白くなってきます。人間の性質として母国語だろうが、外国 語だろうが、興味がわいてくると面白さの方が勝ち、不安や恥ずかしさは消え自信のかけらがついてきます。ちょっと図々しくなれる!
「それなら知ってる!」
話題が自分の得意領域の場合は自分の知識に基づいて意見がいいたくなるはずです。それなら知ってる、聞いてほしい、話したい!
いよいよメンタル Step I が突破できそう!!
メンタル誘導 Step Ⅱ
「やっぱりドギマギしてしまう!」
ところが、いざ話そうとすると精神的な動揺(ドギマギする!)や、焦り(アタフタしてしまう!)のせいで文の組み立てを無視してしまいます。メンタルが再び邪魔をします。聞けるのに話せない!
「伝わるように話したい!」
このように自分の意見を言いたくなって初めて、文法の必要性を実感、自分が思っていることを告げるためにどうしたらいいかを考えるようになります。ちゃんと組み立てて話そう!
「書くように話すって?」
留学塾では、「流暢に話す」という目的を遂げる前に、「書くように話す」というステップを推奨しています。ぎこちなくても、かっこよくなくても相手にわかってもらう英語を話そう。自分が書ける文なら話せるはず!さあ、「書くように話す」を実践してみよう!
以上のように英語を話すにはこれらのアプローチの両方が必要だということがご理解いただけたと思います。
the 留学塾はこのようなコンセプトで日本の英語教育を変えていく第一歩になればと思っています。さあ、みなさんグローバルセッションで体験してください。